マウイ・スノーケルの楽しみ方

“マウイ自然のがっこう”はスキューバー・インストラクターの頂点を極め20年間プロとして海にいそしんで来た、わたしのオリジナルです。
おかげさまで毎年多くの方に御参加いただき、多くの方がリピートしてくださいます。
しかしながら、何から何まで私ひとりでやっているので、繁忙期に、たくさんの方をお断りしなくてはならなくなってきました。

そこでささやかではございますが、レンタカーを借りてご自分たちでマウイの海をより安全に、楽しくスノーケルしていただくため
アドバイスを綴って行きたいと思います。

*下記に書かれた情報は私の個人的な見解なので、ご自分でスノーケルされる方は、各自が良識ある判断の元で自己管理を行ってください。
マウイ自然のがっこうは一切責任を負いかねますのでご了承ください!

 

スノーケルを安全に楽しむためには準備がとても大切です。

【場所の選択】

 ガイド・ブックに載っている情報は選択の一助にはなりますが、そこに行けば必ずしもガイドブック通りの海があるとは限りません。その一番の理由は天候によって影響を受けている場合が多いからです。

 @前日や当日の朝、雨が降って海が濁っていないか?

 A駐車場は安全か?人気のスポットは朝9時には駐車スペースが一杯です。貴重品に見えるものを窓から見えるところに置かない。その日最初または最後の一台にならないように気をつけることが大切です。

 Bサンゴの綺麗な場所は湧き水が噴出しているので、特にお子様の保温対策はふつう以上に気を使ってください。プールで遊ぶのとはまったく異なり頭が水に使ったままの状態で快適に居られる時間の限界は約30分と考えてください。身体に合った半袖半ズボン3mmくらいのウェットスーツがあれば約60分に延長できます。

 C餌付けやサンゴの上に立って水中環境傷つけることや、カメに触るなどの違法行為をしない

 D水に入るより、水から出るときに怪我をしたり、物を無くす確率が高くなります。出入りの場所を他の人を観察することでしっかり選んでください。

 Eフィン(足ヒレ)を素足に履く場合は岩場からの出入りはやめましょう。

 F満月や新月の時は大潮といって、潮の干満が激しいのでビーチに脱いだサンダルが流されたりしないよう注意してください。また引き潮の時は浅瀬で岩やサンゴ、ウニなどで足を怪我しないようよく下を見て泳ぐようにしてください。

【器材の準備】

 @マスク 水中で物をはっきり見るために水が浸入したり、曇らないようにすることが大切です。

選び方

 マスクであれば何でも良いわけではありません。 マスクを大別して立体的な顔用と平面的な顔用の2つがあります。東洋人の顔は平面的であるため、そっと顔をマスクにあてて、額とマスクの間に殆ど隙間の無いものを使いましょう。このとき軽く鼻から息を吸ってピッタリと吸い付けばOKです。
ゴムの部分はシリコン製のものがよく、ゴムの匂いや、ビニール・ホースのような匂いがするものはフィット性が、よくないものが多いのでできれば避けてください。マウイの市場価格で言えば$40以上するマスクをダイビングショップで買うことをお勧めします。

準備

 マスクは水に入る前に曇り止めをします。ジェル状の歯磨き粉をレンズの内側に塗り、軽く水で洗って見やすくします(このとき洗い過ぎると曇り止めが取れてしまいますので御注意!)。この方法で約1時間は曇らずに水中を覗けます。

 ストラップの長さを調整し、あまりきつくならないようにします(泳いだ水流で顔からずれなければゆるい方がよい)。このときのポイントは真っ直ぐ立った状態でストラップが水平になっていることです。大抵の人が後頭部の下のほうに付けてしまうため、泳いでいる最中にずれて水が入ってきます。

 Aスノーケル 水面から顔を上げずに呼吸する筒の長さと、口径、マウスピースの大きさがポイントです。

選び方

 口にくわえ、耳の前で固定した時に、先端をつむじのある辺りの方向(頭の斜め後方)に向かって、頭より10cm以上20cm以下 はみ出るくらいが適当な長さです。短すぎると水が入って来ますし、長すぎると呼吸が苦しいです。
 マウス・ピースの大きさはあごの大きさに合わせてください、市販のもので3種類くらいあります。お年寄りで入れ歯の方は、歯で噛むための出っ張りが奥歯だけにあるものでなく前歯でも噛める形のものがありますので、それを使ってください。

準備

 必ずマスクの左側につけます。物によってはどちらに付けても問題の無い形のものがありますが、大抵はスキューバー・ダイバーが左に付けるルールに従ってくわえやすいように変形したものが増えていますので、其のタイプを右につけるととてもくわえ難いです。海に入る前に一度マスクごと装着し、とめ具から口までの距離を調整し、先端が正しい位置にあるか確認しましょう。

 Bフィン(足ヒレ) 手で泳ぐよりずっと楽に推進力を得、方向を変える舵の役目をします。

 実はこのフィンを使いこなすのが、恐怖心を取り除く一番の鍵なのです。フィンの役目を自動車に置き換えれば、アクセルとハンドルですから、それがうまく使えないうちに沖に出るのはとても怖いわけです。
 浅瀬で上手になるまでは、怖がっている人を沖に連れて行くのはやめましょう。

選び方

 素足に直接履くタイプと、ブーツを履いた上に履くタイプがあります。スノーケル初心者がボートや砂浜から入る場合は素足に直接はくタイプがいいです。理由は足にフィットするので、早くコツを掴むからです。
 通常は靴のサイズで足の長さをいい借りたりしますが、実際は足の幅や甲の高さなどで選びます。
 脱げるほどゆるいものはいけませんが、あまりピッタリ過ぎると靴擦れが起きたり、血流が停まって足がつりやすくなります。
 最近は2つに裂けているスプリット・フィンというのが人気です。これは多少こぎ方が下手でもよく進み、あしも疲れにくいからです。しかし疲れた友人を引っ張ったりするときにパワーが出ませんので御注意ください。

準備

 海に入る直前に履きますが、一度も履いたことが無いフィンは、いちど履き心地を確認しておきましょう。靴連れが心配なら要らない靴下やストッキングを履いたうえにつけると良いでしょう。

 Cウェット・スーツ、ラッシュガード 保温と日焼けや怪我の予防をします。

選び方

 ネオプレーン・ゴムという素材でできた服をウェット・スーツ、ナイロンのような素材で出来た服をラッシュ・ガードといいます。ウェットスーツは長袖や半袖、長ズボンや半ズボンの色々な形状と2.5mm〜7mmまでの様々な厚さがあります。マウイで海が一番寒い時期は2月から3月です。この時期であっても半袖、半ズボンのスプリングタイプで厚さが3mm程度のウェットで十分だと思います。寒がりの人は頭にフードをかぶれば1時間は海に浸かりっぱなしでOKです。ラッシュガードは長袖で身体にフィットした物をスーツの下に着ると保温効果が上がり、サンゴに誤ってあたったときの怪我の予防にもなります。

 お子様は体温損失が早く、あっという間に寒くなります。寒いと視野が狭くなり、大人が思っているほど水中生物が見れていないのが現状です。また寒くなりすぎると動作調整能力が欠如する重大な症状、ハイポサーミアを引き起こす可能性がありますので、お子様特に10歳以下の痩せている子には十分注意して下さい。

 

準備

 大抵のスーツはジッパーが背中に来るものが殆どです。まず足を通してしっかり上まで上げ、それから腕を通すようにしてください。中途半端にはいて腕を通しながら引っ張ると、スーツを破損する恐れがあります。
 日焼け止めは、スーツを着てから出ている部分だけにつけるようにすると良いでしょう。
 スノーケリングで一番日焼けをする場所は太ももからふくらはぎにかけてと首筋、耳の裏です。あまり顔には塗らないほうが良いです。日焼け止めがマスクに溶け出し目に入ると痛いからです。

 D浮き具 水面で顔を上げて休む時に必要です。

選び方

 スノーケルベストは12歳くらいまでのお子様は、装着したほうが間違いがありません。スイミングを習っていようがいまいが、海で沖に出たときにスノーケルを何らかの理由で外してしまうと、立ち泳ぎの状態ではかなり水を飲んでしまうことがあります。その上ウェットスーツを着ていないと寒くて足がつったりして泳げなくなることもあります。泳ぎ始めて20分後、親が魚に夢中になって目を離した瞬間がもっとも危険な時です。ベストを着ていれば溺れることは99%ありません。

 どすこいベルトはマウイダイブショップで$40くらいで売っています。これは泳ぐ時よりも、子供のサポートをしたり、方向を確認するために頭を上げたり、マスクの調整が必要になったりして立ち泳ぎの姿勢をとるときに、絶大な効果があります。このベルトはみぞおちの辺りにベルトを巻くと圧迫から吐き気を催すことがありますので腰でするか、緩めて脇のすぐしたあたりにすると良いでしょう。

 ヌードルといわれるウレタンのような素材で出来た1m50cmくらいの柔らかい棒は、KマートやWALMARTで$2以下で売っています。これを小さい人なら1本、大きい人なら2本脇の下に挟みながら泳げば快適です。

 

【Q&A】

 気をつけなければいけないことがあれば教えていただけますでしょうか。 

 シュノーケルは午前中9時から12時の間にしたほうがベストです。理由は午後から風が吹き海が荒れるからです。初めての場所で泳ぐ時は、直ぐに海に入らず、朝食などを持ってビーチでのんびりしながら、海や人の観察をしたほうが良いです。それによって海への入り方、出方、波の強さ、見所などが分かります。
一見綺麗に見えても、誰も入ってない海に入るのはやめましょう。
 フィンを選ぶ時はきつ過ぎず、かといって脱げないものを選んでください。きついと足がつります。フィンは足の大きさ(25cmなど)だけで選ぶのではなく、幅で選ぶのも忘れないでください!
 マスクはシリコン素材で出来たものを選ぶようにしてください。バイナル(ビニール)製(昔のウルトラマンの人形のような匂いがします)のものは直ぐに水が入ってきてスノーケルは楽しめないでしょう。
 初めてのマスクを使うときは海に行く前にサイズを合わせ、コンドのプールで使ってみて、マスクに水が入らないか、スノーケルの位置は適切か、などをチェックしてから海で使用することを強くお勧めします。

 

 日焼け防止のラッシュガードを購入予定。長袖の方が望ましいですか。またパンツもあるほうがよいですか。

 日焼けor怪我予防には長袖が一番ですが、上がって風が吹いているととても寒いです。マウイでは長袖$40、半袖$25くらいで売っています。出来るだけ身体にフィットしたものをお勧めします(渇きが早い)。
水から上がったら、ラッシュごとシャワーを浴びてから、直ぐ脱いで絞って日向や風のある場所に干しておくと良いでしょう。水着だけになったら、乾いたタオルで身体を拭き、帽子、Tシャツなどを着て日焼け予防をしてください。 

 岩場が多いと聞きました。水中でもはける靴は必要ですか。 

 スノーケルをするだけなら殆どのビーチはビーサンか、かかとにストラップがついたサンダルが便利です。しかし岩場で小魚やカニを捕まえて遊ぶときには、リーフウォーキングシューズがあると怪我が防げます。
 

 宿泊先向かいはカマオレビーチパークVのようです。ここで子供達と魚をみて楽しむことは可能ですか。またその際にはシュノーケルが必要なのか、また注意すべきことがあれば教えて下さい。

  可能です。しかし魚がそれほど多くないのと、左側は岩場があるので波の高いときには御注意ください。スノーケリングをするならもう少し足を伸ばして、サウス・キヘイロードの突き当たりにあるKeawakapuビーチかUluaビーチまで行ったほうが綺麗で魚も多くカメも来るときがあります。ごく稀に、カツオノエボシという蛍光ブルーのクラゲがいることがあるので、風の無い水面が穏やかで、生暖かい海の時はお気をつけください。
 

 浮き輪の使用は難しいようです、ライフジャケットのようなものを持って行くほ うがよいですか。現地ですぐに購入できるものですか。

 浮き輪は午後から吹く強い貿易風で南側(キヘイ・ワイレアサイド)のビーチにおいてある軽いものは風で飛ばされて沖に流されてしまいます。泳ぎがあまり得意ではない小学生以下の子供がスノーケリングする時は、スノーケル・ベストがあると安全ですし、親も安心して一緒に泳げます。スノーケル・ベストはスノーケルをレンタルしてくれるお店で貸してくれます。もしなかったり、異常に高額な場合は KマートかWALMARTに売っています。くれぐれも救命用のライフジャケットは買わないでください。ジャケットのような形をしていますが、スノーケル・ベストというのが正式名称です。キヘイのSalvation Army  (ここをクリックしてMAPをクリックすると地図が出てきます。)には中古のものが$3位で売っているときがありますので一度お寄りになるといいでしょう?日本に帰るときに持ち帰れず、処分したい時は私にご連絡ください。

 サメはいますか?

 もちろん海はつながっていますので、サメはいます。しかしスノーケラーやダイバーがシャークアタックに会うことは非常に稀です。今までシャークアタックがあったビーチは、オロワル、カハナSターン、キヘイ・コーブ・ビーチ、ビックビーチです。いづれもスノーケラーではなく、サーファーやスイマーがやられています。理由は濁っている海では魚が見れないので、スノーケラーやダイバーは海に入らないからです。だれも入っていない海や、明らかに濁っている海、また早朝や夕方には入らないほうが無難でしょう。
 
 
 

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